スキンケアの基本はクレンジングと洗顔。間違った方法で行うと期待する効果が得られないだけでなく、乾燥や肌あれなどの肌トラブルを引き起こすことも。メイクや汚れをきちんと落としながらデリケートな肌を守るため、それぞれの基本を再確認しましょう。
正しいクレンジング&洗顔方法
最初に手をよく洗います。汚れたままの手では、洗顔料が手の汚れを落とすことだけに使われてしまい、顔の汚れまで落とすことができなくなるからです。
手の水分をしっかり拭き取ってからクレンジングを開始。ウォータープルーフのアイメイクをしている場合は、先に専用のリムーバーで落とします。
続いて、クレンジング剤を適量手にとり、鼻の周囲、アゴ、目の周囲など細かいところは指の腹、額や頬、フェイスラインは手のひら全体を使って、やさしくなでるようにしながらのばします。決してこすらないよう注意しましょう。
顔全体になじませたら、肌の表面と同じくらいの(32℃~33℃)ぬるま湯でやさしく流します。
洗顔料を適量手にとり、しっかり泡立てます。肌を傷めないよう、きめ細かく弾力のある泡をたっぷりつくりましょう。両手いっぱいの量が目安です。泡立てネットを使うと、上質な泡を簡単につくることができます。
皮脂の多いTゾーンから、泡を肌の上でころがすようにしながらやさしくていねいに洗います。続けてUゾーン、頬の順に。耳の後ろからアゴの下にかけてのラインも忘れずに洗いましょう。
すすぎは必ず流水で。水温は、肌の表面温度と同じ32℃~33℃がベストです。皮膚温より高いと肌を守るのに必要な皮脂まで洗い流されてしまい、乾燥の原因に。逆に、低すぎると毛穴が閉じてしまい、汚れが残りやすくなります。
ぬるつきがなくなるまでしっかりすすぎ、最後に冷水で軽く2回ほどすすいで毛穴を引き締めましょう。
清潔な柔らかいタオルで、そっと押さえるようにして水分を取ります。決してこすってはいけません。
さらに美肌力アップ!3つのポイント
朝起きた時の肌表面には、寝ている間に分泌された皮脂や老廃物がいっぱい!
そのため、朝の洗顔にも洗顔料が必須です。
洗顔料やクレンジング剤が長い時間肌についたままにすると、肌に必要な皮脂まで奪われてしまい、肌の乾燥が加速。洗顔もクレンジングも「ていねいに素早く」が大切です。
目安は、どちらも1分以内。短時間で終わらせるためには、洗顔はたっぷりの泡で。クレンジングは、素早く顔のすみずみまで行き渡るのに十分な量を使うことです。
洗い上がりがまったくつっぱらない洗顔料は、洗顔後の肌表面に油膜を残してつっぱり感をなくしているものがほとんどです。油膜が残っていては、水溶性の基礎化粧品が浸透せず、せっかくのスキンケアがムダになってしまいます。
洗顔料の役割は、汚れをきちんと落として肌をリセットすること。ぬるつきが残らず、さっぱり洗い上がるものを選びましょう。
正しいクレンジングと洗顔で、真珠のように透きとおるような健康美肌を目指しましょう!
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クレンジングと洗顔はスキンケアの基本。両方とも形状によっていくつかのタイプがあります。使用感や洗い上がりのお好みで選びましょう。
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乾燥や肌あれなどの肌トラブルを引き起こすことも。メイクや汚れをきちんと落としながらデリケートな肌を守るため、それぞれの基本を再確認しましょう。